ふくらはぎの重要性‼️

まず初めに、血管には大きく分けて「動脈」と「静脈」の2種類があります。
動脈は心臓から全身に血液を送り出し、静脈はその血液を心臓に戻す役割を果たします。
動脈は心臓の強いポンプ作用により血液を送り出すための圧力が高く、弁がありません。
しかし、静脈は血液を回収する際に圧力が低いため、逆流を防ぐために弁構造を持っています。
ふくらはぎの筋肉は、静脈の血液を心臓に戻すために重要な役割を担っています。
これは「筋ポンプ作用」と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉が収縮・弛緩することで、血液を押し上げ、逆流を防ぎながら心臓に戻す仕組みです。
この働きが心臓のポンプ機能に似ているため、ふくらはぎを含む足は「第二の心臓」と呼ばれるのです。
特に歩行時には、ふくらはぎの筋肉が大きく動くことで血液の循環が促進され、心臓を含む循環器全体に良い影響を与えます。
しかし長時間の座り仕事や寝たきりの状態では、ふくらはぎの筋肉がほとんど動かなくなるため、筋ポンプ作用が低下します。これにより、血液が十分に回収されず、ふくらはぎにむくみが生じることがあります。さらに、下肢静脈瘤やリンパ浮腫といった病気に発展する可能性も少なくありません。
適度なウォーキングやマッサージ、ストレッチや筋トレなどで普段使われていないふくらはぎの筋肉を動かして、健康的で機能的なふくらはぎを手に入れましょう!