ビタミンB1✨
水溶性ビタミンのうち、3大栄養素のエネルギー代謝において特に重要な役割を果たすのが、8種類のビタミンからなる「ビタミンB群」。
その1つである「ビタミンB1(チアミン)」は、「解糖系」や「クエン酸回路」の代謝において補酵素として働き、糖質のエネルギー代謝を担っている。脳の機能にも直接作用しており、神経細胞の形成にも関わっていることから、極度の不足は危険だとされる。
ビタミンB1は、糖質の代謝に関わる「ピルビン酸脱水素酵素」を調整する機能を持つ。そのため、摂取が不足することで糖質がエネルギーに変換されにくくなる。糖質を多く摂る人は不足しないように注意したい。
4週間にわたり、1時間の自転車エルゴメーター運動を行った実験では、運動中におけるビタミンB1の摂取が、自覚的な疲労感、乳酸濃度、アンモニア濃度を低下させる可能性が示唆されている。ビタミンB1は糖代謝に利益をもたらし持久系トレーニングにおいても重要とも言えます。