ブドウ糖(グルコース)

単糖類の中で、自然界に最も多く存在するのが「ブドウ糖(グルコース)」。果物のぶどうから発見されたことから命名された。他の単糖類と結びつくことで「ショ糖」「乳糖」「デンプン」などを構成する、“糖質の主役”のような存在だ。

摂取された糖質の多くは、最終的にはブドウ糖に分解され、エネルギー源として利用される。また、脳がエネルギーとして利用できる物質であることからも、欠かせない栄養素だといえる。

【余ったブドウ糖は脂肪細胞で貯蔵される】

血液中でブドウ糖は「血糖」として存在し、インスリンの働きで濃度がコントロールされている。血中のブドウ糖濃度が上がるとインスリンにより中性脂肪に変わり、脂肪細胞に蓄えられてしまうため、過剰摂取に要注意ですね!

糖質は、タンパク質や脂質よりも早<分解・吸収されることが特徴。激しい運動で消耗した際に糖質を過剰に摂取すると、インスリンの大量分泌で血糖値が低くなりすぎる「インスリンショック」が生じるが、適量を適切に摂取し素早くエネルギーを補給することで、血糖値も上げることができる。

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