高血圧

高血圧とはどんな状態か?

「血液を押し流そうとして血管に高い圧力がかかる状態!」

血圧とは、心臓が血管内に血液を押し出すときに血管にかかる圧力のこと。

血液量が多かったり血管が狭かったりすると、それを末端の血管まで押し流すために高い圧力がかかります。この圧力が高い状態が高血圧です。高い圧力がかかり続けた血管はしなやかさを失い、いたんで、脳卒中や虚血性心疾患を引き起こす要因のひとつでもある動脈硬化が進みます。

高血圧の原因ははっきりとはわかっていませんが、加齢や遺伝的要因のほか、喫や飲酒、不規則な食生活、運不足、肥満、不眠、ストレスなどが関係しているといわれています。また、余分な塩分は水分を集めて血液の量を増やし、血圧を高くする原因となります。塩分による血圧の上がりやすさには個人差があり、影響を受けやすい人は「食塩感受性高血圧」を起こしやすくなります。

高血圧は、自覚症状がほとんど現れないのが特徴ですが、血圧がかなり高くなると頭痛やめまい、肩こり、耳鳴りなどが起こることがあります

まず、対策としては、減塩しカリウムなどを摂取!

高血圧治療の食事で最も大切なのは減塩です。日本人は1日10gくらいの食塩をとりますが、まずは8g未満を目指しましょう。調味料を使い過ぎず、味つけは薄めに。ただ飽きないように、だしや香辛料などで調理の工夫をしたいですね!

また、余分なナトリウムを体外に排出するにはカリウムをとることがおすすめです。

ナットウキナーゼやアリシンは血管内で血が固まって「血栓」となるのを防ぎ、脳卒中や、心筋梗塞などを予防することが期待されています。

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